読売新聞日曜版「オンリーワン」
映画を作るようになってからずっと、自分のきちんとしたプロフィール写真というものがなくて困りながらも、写真を撮ってもらうのが苦手だし面倒で、 ずっとそのままにしてきました。でも、いよいよそうもいかなくなって、20代の頃に出会って、そのセンスと颯爽と働く姿にずっと憧れてきた山口規子さんに 勇気を出してお願いし、写真撮影をしていただきました。いつもアゴがあがり気味で、ねぼけた、にやけた顔が、おおっ、規子さんのちょっとしたアドバイス で、まるで私、モデルなのよ、と言わんばかりの堂々した姿に。ここのところ、ずっと人にばかりカメラを向けてきたけれど、こんなにレンズをきちんと見つめ 返したのは初めてのこと。実にたくさんの発見がありました。自分が〝撮る〟ということに向き合うためにも、一年に一度、カメラに向かい合う時間を持てたらいいのかもしれない、と思ったりしました。
先週末、読売新聞日曜版の「オンリーワン」にご紹介いただいた写真も、その時に規子さんに撮影いただいた写真です。大阪の知合いのおっちゃんに「宝塚か!」と突っ込まれましたのよ。オホホホホホッ。