kagoamidori

世界のかご「カゴアミドリ」のご紹介

東京は国立市に、世界のかごを集めた専門店「カゴアミドリ」はあります。国立の友人たちからこのお店の名前はよく聞いていて、行ってみたいとずっと思っていました。

結婚して、夫がこのカゴアミドリを営むご夫妻をとても尊敬している友人だということを知り、ふたりでお店を尋ねたのは、昨年の桜が満開の頃のことでした。その時は、ちょうど福島県小名浜の万漁かごを展示していて、その作者で竹細工職人の西山昭一さん、英子さんご夫妻とも出会うことになるのですが、その話しはまた次の機会にして…。

伊藤さんご夫妻の仕事から、ものを売る、ということは、そこに込められた思いや時間、その背景にある物語を〝伝える〟ということなのだと気づかせていただきました。カゴの展示の仕方から、それらを説明する言葉のひとつひとつに至るまで、伊藤さんたちの心遣いが感じられます。そこに手間を惜しまない。丁寧な手仕事によって作られたものを、それと同じように丁寧に扱い、言葉を吟味して、次の人へ届ける。ああ、仕事ってこういうものなんだ、伝えるってこういうことなんだ、と胸にぐーっとくるのです。以来、私にとって仕事をする上でのお手本です。

カゴアミドリさんでは、定期的に展示会をしています。カゴだけにとどまらず、日本各地、世界各国で自然素材を使った手仕事で作られたものを通して、大切なストーリーをわたしたちに伝えてくれます。 今週は『わら細工たくぼの仕事店』。宮崎県高千穂郷で、30代のまだお若い専業のわら細工職人さんが作った細工が200点以上展示されています。お店に入った時から、わらの優しくて懐かしい香りが迎えてくれます。

わたしは、自宅用にカゴアミドリバージョンの「祝酉」 、事務所用に縁結びのお飾りを購入しました。これで先行き明るし! 展示は来週18日までです。ぜひぜひ、お店の素敵な空間を味わってみてください!

カゴアミドリ ブログ → http://kagoami.com/store/blog/