梅平フデリンドウ

50年の出来事 その1

この半年、不思議な時間を体験しました。
二人の父と、父のように慕っていた人を10日の間に亡くしました。そこから、一日一日、するべきことや解決しないといけない出来事が次々に目の前に現れ、同時に色々な人の想念や情報も押し寄せ、一体これはどうしたことだろうと思いながら、とにかく起きてくることをひたすら受け止め、対処する日々が続きました。
でもなぜか心の内側は、とても静かで、遠目から全体を見ているような感覚もあり、それがまた不思議でした。
そうして父がこの世を去ってから50日目をむかえた時、それは確かに50年の月日が流れたような感覚になっていました。それまでとは明らかに違うタイムライン上にいるようで、それは今も続いています。以前とは、全く別の世界を生きているような感じがします。
身の回りに起きた出来事や、私の心の内で起きたことがたくさんありすぎて、どこから手をつけたものか、という感じですが、少しずつ忘れないうちに言葉にしていこうと思います。
写真:梅平の森の入口に咲いていたフデリンドウ