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ワンズ・アイズ映画祭 『被ばく牛と生きる』

4月14日(日)ワンズ・アイズ映画祭の1番目の上映作品は『被ばく牛と生きる』です!

この映画を観て、私が感じたことを書いてみたいと思います。

『ある精肉店のはなし』の上映会で全国をまわる中で「わたしは牛を飼ってます」という畜産農家さんとたくさん出会いました。わたしたちがお肉を食べることができるのは、それを屠って精肉する人がいて、その牛を育てた人がいて、その牛を繁殖させた人がいて、なによりも、牛が子牛のいのちを産み出しているからです。
出会うたびに、畜産農家のお仕事はどうですか?と聞いてきましたが「大変な仕事だけど、牛がかわいくてね。好きなんだよね。この仕事しか考えられない。」と答える人は、一人や二人ではありませんでした。
宮崎の上映会で出会った畜産農家さんからは、2010年に発生した口蹄疫で、県内の牛、水牛、豚合わせて30万頭近くを殺処分にしたときの話しを伺いました。「あの時の苦しみは言葉になりません。大切に育ててきた牛をすべて処分しろといわれたときは、絶望しかありませんでした。肉にするのも、どうせ殺すんだからと思うかもしれませんが、自分たちは殺すために育てているんじゃない。無駄死にさせるために牛を育ててきたのではありません。」既に5年が経過していましたが、歯を食い縛るようにして語られるその言葉から、当時の壮絶な状況を思いました。

4月14日(日)のワンズ・アイズ映画祭で上映される『被ばく牛と生きる』には、福島原発事故で被曝した牛を国の殺処分の通達に反して生かし続ける大熊町、浪江町、双葉町の畜産農家さんと、放射能被ばくの影響を調査をすることで彼らを支えようとする岩手大学農学部が取り上げられています。
被災して自分たちの暮らしもままならない中で、必死に牛を守ろうとする姿に、これまで精魂込めて牛と付き合ってきた牛飼いとしてのプライドと、この牛たちはわたしたちでもあるんだ、という叫びが聞こえてくるようでした。
人間社会の中でも、加害、被害の問題は深刻ですが、同時にわたしたち人間が、ほかの生きものたちを被曝させてしまったことの罪を、考え続けていかなくてはいけないとあらためて思います。
映画に出てくる牛飼いの方たちの目は、深く澄み渡っていて、言い知れぬ悲しみを湛えていました。これまでずっと牛を見つめてきた目、そして牛に見つめられてきた目なのだと思いました。

『被ばく牛と生きる』は4月14日10時上映開始です!

※添付写真は『被ばく牛と生きる』映画スチールをお借りしています。

『被ばく牛と生きる』映画HP
http://www.power-i.ne.jp/hibakuushi/

ワンズ・アイズ映画祭
https://www.facebook.com/events/637197273381694/

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ワンズ・アイズ映画祭
Vol.1 ともに生きぬく

日時:2019年4月14日(日)

会場:小金井市 宮地楽器ホール 小ホール
(JR武蔵小金井駅南口駅前)

10:00~ (開場9:45)
『被ばく牛と生きる』(監督:松原保/104分/2017年)

12:50~ (開場12:40)
『願いと揺らぎ』(監督:我妻和樹/147分/2017年)
★上映終了後、監督トークあり

16:20~ (開場16:10)
『家族の軌跡〜3.11の記憶から〜』
(監督:大西暢夫/90分/2016年)
★上映終了後、監督トークあり

19:00~ (開場18:50)
『KOTOKO』(監督:塚本晋也/91分/2011年)
★上映終了後、監督トークあり

<チケット>
前売り:1回券 1,200円 フリーパス券 3,500円
当 日:1回券 1,400円 フリーパス券 3,800円
高校生以下:(当日のみ)500円

<チケットの購入・予約について>
●チケット購入
小金井 宮地楽器ホール 事務所にて販売中。
東京都小金井市本町6-14-45 TEL:042-380-8077
販売時間10:00~19:00

●予約申込について
下記のサイトの申込フォームから必要事項を入力し送信ください。
https://kokucheese.com/event/index/560977/
ワンズ・アイズ映画祭 実行委員からのメールが届きましたら、受付完了となります。当日、受付で申込氏名をお伝えいただき、精算の上チケットをお受け取りください。

<問合せ先>
ワンズ・アイズ映画祭実行委員会
Email : ones.eyes.fest@gmail.com
TEL : 042-380-8270