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文化庁映画賞 授賞式のご報告

今日は久しぶりに事務所でほっとひと息つきながら、この報告を書いています。

先週の23日、文化庁映画賞の授賞式に出席してきました。北出新司さん、そして町内会を代表して、西野勝さん、朝倉五矢さん、そして「すごい肉屋があるん やで」と私の耳元で囁き、その後も映画完成までずっと付き合ってくださった太田恭治さんが大阪から駆けつけてくださり、東京からは澄子さんの息子さんの桂 太くん、スタッフは本橋さん、大槻さん、きさらちゃん、水由さん、そしてこんなことは一生に一度だからと私の家族も合流し、賑やかな参列となりました。

大賞受賞作品が発表されて、会場で「ある精肉店のはなし」の予告編が流れ、そこに北出静雄さんの姿が映し出された瞬間、なんだか胸がいっぱいになりまし た。この場に集まった方たちに、静雄さんの姿を見ていただけることが、とても嬉しく、なんだか誇らしく、すべてはこの静雄さんから始まったんだとあらため て思い出していました。その後は、新司さんの息子さん、義人くんが働いているお店で2次会へ。

その数日後、兵庫県の上映会の帰りに貝塚市により、新司さん、昭さん、澄子さんと一緒に、市長に受賞のご報告に伺いました。藤原龍男市長は、「自分の市を 自慢することが、市長の大切な仕事だと思っています。この映画を自慢にします!」とおっしゃってくださり、新司さんは「屠場や肉屋の仕事、そして部落差別 を扱ったこの映画が、国の機関にきちんと認められて賞をいただいたことがとても嬉しい」とおっしゃいました。

映画が完成して一年経った今も、こうして北出さんご家族や地域の方、そしてスタッフのみんなで、これだけ映画のことで一緒に動けることが、とっても嬉しくありがたく、なんと幸運な映画なのだろう、と思う日々であります。

さてさて、11月29日からポレポレ東中野で受賞記念アンコール上映、そして12月13日からは各映画祭で、シアターセブン、ユーロスペースにて上映致します。ぜひぜひ、また映画に会いに来てくださいませ!

「ある精肉店のはなし」映画館上映スケジュール→ http://bit.ly/1FSg0sR

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