シネマ・チュプキ・タバタに行ってきました!
〝ミラクル〟という言葉がずっと頭から離れないような、そんな映画館でした。たくさんの想いが、隅から隅まで詰まっているシネマ・チュプキ・タバタ。小さな映画館は、まるでお家にいるような居心地の良さでした。
雨の中、映画を観にきてくださった方で補助席も埋まり、満席となりました。上映中は、支配人の和田さんとスタッフの宮城さんと話していたらとても楽しくて、あっという間に時間が過ぎました。
日本語字幕、音声ガイドを作品元の制作会社が作れるところは、まだまだ限られているとのこと。元を取れなければ、ペイできなければお金をかけて作る、というまでには至らない。そういう作品は、自主で字幕やガイドを作る場合も多いそうです。
「ある精肉店のはなし」が公開されて間もなく、映画を観終わった年配の女性が頬を紅潮させて出てきました。「映画を観ていたら、段々足元がポカポカあったかくなってきて、もう今は身体がカッカと熱いのよ!」と興奮した様子でした。そうか、映画から熱が伝わるんだ、肉体に伝わるんだ、と目からウロコでした。
映画は、視覚と聴覚で受け取る情報の割合が多いものかもしれません。でもそれだけではない。体感するものだと思います。この肉体をもって、その時間を過ごすということだと思います。感じる器官は、人それぞれ。どんな人でも映画を観られるような場があるなんて、なんて豊かなことでしょう。
様々な状況にある人が、共に映画を観られる。そういう場を作り出しているシネマ・チュプキ・タバタを心から応援しています!!