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『さとにきたらええやん』上映会終了しました

8月6日、「小金井に映画館をつくろう」プロジェクトとしての記念すべき第1回上映会『さとにきたらええやん』が大盛況のうちに終了しました。

準備が本格的にスタートしたのは、既に一ヶ月を切ってからのこと。果たして人が集まるのかという心配は、普段から地元小金井に根を張って、連携しながら活動している女性陣のネットワークパワーが炸裂。この映画の力とあいまって、蓋を開けてみると上映3回とも満席でした。

1回目は補助席も出し、ぎっしりになってしまったので、2回目は急遽第二会場を設けることになりました。最後の回は日曜日の夜で客足も減るかなと思われましたがきっちり満席。多くの方と一緒に「さとにきたらええやん」を観られたことが本当に嬉しかったです。

2回目のあとには小さなトークショーもありました。ゲストは地域の寄合所「また明日」の森田真希さん、プレイパークの邦永洋子さん、司会は磯辺美希さん。このトークがまた素晴らしかったのです。日々、こどもやご老人、家族と向き合っている中で感じ考え、繰り出される言葉のひとつひとつが、胸に染み込みました。誰かが誰かの居場所になれるー。大阪釜ヶ崎のこどもの里から小金井に、私たちを見事に着地させてくれたトークでした。

まだまだ少人数での主催で、1日みんなフル回転。私は司会と映写を担当したため、3回とも映画をじっくり見させていただきました。これだけ1日にヒト様の同じ作品を見るのは初めてのことで、1回目はイチ観客として没入し、2回目は観客と映画製作者目線の半分半分、3回目は映画製作者としておおいに勉強させていただきました。観ながら、何度も涙が止まらなくなり、そのうちにがまんするのをやめました。1日が終わった時は、緊張と高揚感と空腹と泣きすぎ、髪ボサボサで汗臭くて、もうぐちゃぐちゃでした。

こどもの里、という場の力。そしてスクリーンに登場する人たちの明日も生きていく、というひたむきな力強さ。そこに引き寄せられた重江監督の情熱と撮影技術、さらにその質量のある膨大な映像を構成し、編集、整音でまとめあげられた作品のパワーは圧巻でした。とくに編集と整音は考えつくされていて実に見事でした。

プロジェクトの第1回目として、この作品をみなさんと見られたことがなにより嬉しく、これから息の長い上映活動のスタートとできればと思います。ご来場くださったみなさん、お手伝いいただいたみなさん、ありがとうございました!

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