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14歳で被爆した、女性詩人橋爪文さんのおはなし

広島に来ています。ことの始まりは、昨年、友人からプレゼントしていただいた一冊の本でした。
「8月6日の蒼い月」(コールサック社)を読み終えた時、私はとにかく著書の橋爪文さんにお会いしたいと思いました。この本は、彼女が14歳の時、広島で爆心地から約1.6キロで被爆してからのことを綴ったものです。原爆投下直後の状況が、まるで昨日のことのように詳細に語られていて、その惨状にあらためて衝撃を受けたのですが、でも決して悲惨ということだけでは語れない物語がありました。(そのことはまたあらためて書きたいと思います。)
すぐに友人にお願いして、橋爪さんとお会いする機会をいただきました。会ってみたら、想像通り、いやそれ以上に、聡明で好奇心に満ち、凛とした佇まいで、88歳の大先輩なのに、同世代の親しい友人とお話ししているようでした。もっと橋爪さんのお話を聞きたい、学びたい、そして文さんの目には、今のこの社会はどう映っているのかを知りたいと思いました。それから、お家を度々訪ねるようになりました。今回広島に帰省するということで、撮影を大久保千津奈さんにお願いして、同行させていただくことになりました。

4月20日の15時からハチドリ舎で、橋爪文さんのお話会があります。ひとりでも多くの方に、直接文さんのお話を聞いていただければと思います。

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